2019年12月8日日曜日

R1200RT 試運転

ABSモジュール修理後の試運転で秩父高原牧場です!
天気は最高!
帰りの下り坂でABSをテストしましたが、正常に作動しています!




帰宅後、カウル外してブレーキラインのオイル漏れチェック

2019年12月6日金曜日

R1200RT ABSモジュール修理

10月の東北ツーリング中にABS警告表示が点灯したままになってしまいました。
ABSは作動しなくても良いかなとも思いましたが、追い越し加速時に瞬間的にホイルスピンが起きました。今までに無い現象です。
ABSが作動しないとオートマチック・スタビリティ・コントロールとトラクションコントロールも作動しないようで、ABSホイールスピードセンターを共用しているためのように思われます。
修理代をディーラーで確認すると、ABSモジュール交換して36〜7万円位と言われました。
間もなく10年目で走行距離72,000kmを越え、ABSが故障したR1200RTでは査定額はごく僅かと思いながら、聞いてみたのですが、・・・・・無言の回答を頂けました。
ということで、故障したABSモジュールの修理を、のんびり作業でしてみました。
分解出来るように作られてないので、再組み付け出来るように解体し、パーツ交換して組み立てました。
完成ベンチテストでは異常は解消しましたが、テスト走行は後日ということになります。


燃料タンクを取り外し

ABSモジュール、取り出すのに向きがあります。

取り外したABSモジュール

カシメ4ヶ所を削ります

ポンプモーターを分離

ポンプモーターに穴を開け解体
開けた穴はエポキシ接着剤で穴埋めして、耐熱アルミテープで保護します。

モーターケースとアマチュア

故障原因のカーボンブラシの固着

カーボンブラシの固着は、カーボンブラシが膨張して?0.6mmほど太くなって固着してました。

交換パーツはカーボンブラシとアマチュアベアリングの2点。
ベアリング外しは隙間が無く、ベアリングプーラーの爪が入らないので、グラインダーで削り分解して抜きました。

カーボンブラシワイヤーの半田付け。
本当はカシメて止めたいのですが、パーツが見つからないのです。

コミュテーターに接触不良でのスパークによるカーボン付着

コミュテーター 研磨後

アマチュアにフェースプレートとベアリングを組み付け。
ベアリングは奥まで押し込まないこと。シャフトの出ている長さは、取り外す前と同じ11.90mmにします。

アマチュアの導通テスト

モーターの動作テスト

ポンプモーター固定用にボルトの穴を作ります。
エポキシ樹脂系接着剤で固定する方法も有りますが、再分解が難しくなるので、ボルト止にしました。

アルミ材からポンプモーター固定用のブラケットを作成

ブラケットに穴開け

組み上がったABSモジュール

ABSモジュール取付完了。
定位置に収めるのには、取り出しより大変でした。
次回はモーターのみ外せそうな感じです。

一度ブレーキラインのエアに気をしてから、GS911を使用してABSモーターのテスト。
テスト開始してしばらくすると、モーターの作動音が数回します。
各バルブの作動テストも問題有りません。
ポンプモーター作動テストとエア抜きを数回繰り返してABSモジュール内のエア抜きをします。