ABSは作動しなくても良いかなとも思いましたが、追い越し加速時に瞬間的にホイルスピンが起きました。今までに無い現象です。
ABSが作動しないとオートマチック・スタビリティ・コントロールとトラクションコントロールも作動しないようで、ABSホイールスピードセンターを共用しているためのように思われます。
修理代をディーラーで確認すると、ABSモジュール交換して36〜7万円位と言われました。
間もなく10年目で走行距離72,000kmを越え、ABSが故障したR1200RTでは査定額はごく僅かと思いながら、聞いてみたのですが、・・・・・無言の回答を頂けました。
ということで、故障したABSモジュールの修理を、のんびり作業でしてみました。
分解出来るように作られてないので、再組み付け出来るように解体し、パーツ交換して組み立てました。
完成ベンチテストでは異常は解消しましたが、テスト走行は後日ということになります。
| 燃料タンクを取り外し |
| ABSモジュール、取り出すのに向きがあります。 |
| 取り外したABSモジュール |
| カシメ4ヶ所を削ります |
| ポンプモーターを分離 |
| ポンプモーターに穴を開け解体 開けた穴はエポキシ接着剤で穴埋めして、耐熱アルミテープで保護します。 |
| モーターケースとアマチュア |
| 故障原因のカーボンブラシの固着 |
| カーボンブラシの固着は、カーボンブラシが膨張して?0.6mmほど太くなって固着してました。 |
| 交換パーツはカーボンブラシとアマチュアベアリングの2点。 ベアリング外しは隙間が無く、ベアリングプーラーの爪が入らないので、グラインダーで削り分解して抜きました。 |
| カーボンブラシワイヤーの半田付け。 本当はカシメて止めたいのですが、パーツが見つからないのです。 |
| コミュテーターに接触不良でのスパークによるカーボン付着 |
| コミュテーター 研磨後 |
| アマチュアにフェースプレートとベアリングを組み付け。 ベアリングは奥まで押し込まないこと。シャフトの出ている長さは、取り外す前と同じ11.90mmにします。 |
| アマチュアの導通テスト |
| モーターの動作テスト |
| ポンプモーター固定用にボルトの穴を作ります。 エポキシ樹脂系接着剤で固定する方法も有りますが、再分解が難しくなるので、ボルト止にしました。 |
| アルミ材からポンプモーター固定用のブラケットを作成 |
| ブラケットに穴開け |
| 組み上がったABSモジュール |
| ABSモジュール取付完了。 定位置に収めるのには、取り出しより大変でした。 次回はモーターのみ外せそうな感じです。 |
一度ブレーキラインのエアに気をしてから、GS911を使用してABSモーターのテスト。
テスト開始してしばらくすると、モーターの作動音が数回します。
各バルブの作動テストも問題有りません。
ポンプモーター作動テストとエア抜きを数回繰り返してABSモジュール内のエア抜きをします。
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自分も2010年式R1200RTがあります。ABS UNITの不良でアラートが点灯しています。修理依頼は、お願いできないでしょうか?
返信削除ブログを見て頂き有難うございます。
削除修理のご依頼の件ですが、ブレーキ関係の部品は重要保安部品になっていて整備士の資格がない者が分解整備を行ってはいけません。
私は、自己責任において修理作業を致しました。万が一何かが有って事故になった場合には人命に関わってしまいます。申し訳ありませんが修理のご依頼を受けることは出来ません。
本来、バイクメーカーではABSモジュールは修理という整備は有りません。
ABS警告灯点灯時の不具合は2つ有り、ポンプモーターの不具合とソレノイド関係の不具合です。これは診断機を接続しないと判断できませんが、多いのはポンプモーターの不具合(アマチュアブラシの固着)です。これはこのABSモジュール形式(自動車・バイク)に多く発生している不具合です。
作業前に調べたのですが、国内でも取り外して送れば修理してくれるところも有りましたが、中には直らない場合も有るとの条件付きでした。
早々のご回答ありがとうございます。いやーおっしゃるとおりですね。診断機もお持ちのようでしたから、バイク整備の関係の方かなと勝手に想定してしまっておりました。大変失礼いたしました。
返信削除このブログ記事を参考に、自分もがんばってチャレンジしてみます。折角のABS搭載機なので、修理してみようかと思います。
GS911は、ちょっとお高いのでどうしようかと思案中です。
GS911でなくても安価なものまあるようです。ご参考に。
削除https://www.amazon.co.jp/JDTech-OBDLink-10%E3%83%94%E3%83%B3%EF%BC%9A%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%AEBMW%E3%81%A8%E4%B8%80%E9%83%A8%E3%81%AETriumph%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%92%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%80%81Motoscan%E3%82%84TuneECU%E3%81%AA%E3%81%A9Android%E3%83%87%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%90%91%E3%81%91%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E6%8E%A8%E5%A5%A8/dp/B0CVTS25H6/ref=sxin_15_pa_sp_search_thematic_sspa?content-id=amzn1.sym.97d611b7-1967-4eb5-ad9d-a91562cdb551%3Aamzn1.sym.97d611b7-1967-4eb5-ad9d-a91562cdb551&cv_ct_cx=obd2+%E8%A8%BA%E6%96%AD%E6%A9%9F+%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF&keywords=obd2+%E8%A8%BA%E6%96%AD%E6%A9%9F+%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF&pd_rd_i=B0CVTS25H6&pd_rd_r=3d8f9ca6-af6e-4009-b33e-0dd03bc6a8fa&pd_rd_w=tg75g&pd_rd_wg=ZsZN0&pf_rd_p=97d611b7-1967-4eb5-ad9d-a91562cdb551&pf_rd_r=PJR56Y0N5QD194VJYP67&qid=1763296818&sbo=RZvfv%2F%2FHxDF%2BO5021pAnSA%3D%3D&sr=1-1-c0900fc6-21a1-47f2-a93f-b57a4e3ad6bc-spons&sp_csd=d2lkZ2V0TmFtZT1zcF9zZWFyY2hfdGhlbWF0aWM&psc=1
綺麗にクリーニングしても、ブレーキパイプを外すときに取付ボルトとパイプの間に入っているゴミがABSモジュールの穴の中に落ちてしまいます。バキュームで吸い取ってから穴を塞いでから本体を外す作業をしてください。ゴミが本体内部に入ってしまうとソレノイドの作動不良になる可能性があります。そうするとまたエラー表示が出てしまいます。アマチュアブラシとベアリングで1,000円はしません。同じブラシはネット検索では日本では見つかりませんでしたがリード線の取り出し部と太さを加工すれば使用できます。ポンプモーターの取り付けはエポキシ樹脂で固定する方法もありますが、固まるまで作業が出来ないのと再度分解が大変になると思います。
気を付けながらのんびり作業してください。