空いた時間を利用し、電動ファン取付の配線をしました。
センサーでコントロールさせるか、スイッチでコントロールするかで悩みました。
センサーでコントロール
良い点
・温度計を気にしなくても自動でON・OFF
悪い点
・純正品仕様でないのと、滅多に使用しないので、いざという時に作動しなかったらという不安
・普段作動点検が出来ない(スイッチ並列回路なら可)
・走り始めても、センサー取付部の温度が下がらないとOFFにならない
・温度が上がり初めても、センサー取付部の温度が上がらないとONにならない
・スイッチでコントロールより高価
スイッチでコントロール
良い点
・走り出して流れが良くなった時にOFFに出来る
・作動点検(必要な時にON・OFF)がいつでも出来る
・センサーでコントロールより安価
悪い点
・温度計を気にしていなければならない
・ON・OFFが手動
結果、後々変更しても良いので、今回は作動が安全な方(但し、自己責任有り)の「スイッチでコントロール」を選択することにしました。
電動ファン電源用リレーをAccessory電源を利用してスイッチでコントロールするように配線して、走行し初めてからでもハンドルからあまり手を離さず操作出来るように、左側ハンドルスイッチセットの下部(ホーンスイッチの下部分)へ、水が入るにくいようにプッシュスイッチをコーキングをして下向きに(取りあえず)取り付けました。使用してみて位置変更やスイッチ変更が有るかも知れません。
接続が完了して、テストスイッチON・・・・・ヒューズが切れました。
リレー回路をテスターとテストランプにて点検したが以上は見当たらない。新品の電動ファンモーター側の回路に原因が有るようだ。取りあえずモータ回路をテスターで抵抗を測定、ショートしているわけではなく抵抗はある、プラス・マイナスを変えて測定しても抵抗値が変わらない。逆回転もせずヒューズが切れるということは、不良品か保護・逆電流ノイズ防止回路が有りダイオードでも使用しているのだろうか。昔の記憶ではフォルクスワーゲンやメルセデスベンツなどは茶色系の配線がマイナス側になっているわけだが?。モーターから出た配線が中間ケーブルに接続されていて、その中間ケーブルを利用してリレー回路に接続した。念のため中間ケーブルの配線を辿っていくと、茶色の配線がモーター側の青色の配線に、赤黒の配線がモーター側の黒色の配線に接続されている。モーターの製造メーカーがドイツではないのではと思い、モーターの黒色配線をマイナス回路として接続、無事正常に回るようになりました。やはりモーター回路に、やはり電源OFF時の逆流電流による雑音防止用と思われるダイオードが入っているようだ、たぶんシュラウドの脇に付いているBOX(下記写真)がそれらしいと思う。
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保護・逆電流ノイズ防止回路らしきもの |
翌日、電動ファンのメーカー(イタリアSPAL社)サイトで確認してみると、赤又は青色配線がプラスで黒色配線がマイナスになっていた。システム配線図も掲載されているが、中にはセンサーとスイッチの併用の例も有り、後付けとしては一番無難な選択かも知れない。
ついでに価格を調べてみたら、シュラウド付きで約6,400円($
79.45)で販売していた。(サイズ確認が必要) 上記、保護・逆電流ノイズ防止回路らしきものは付いていない。
http://www.spalautomotive.com/eng/products/view_axial.aspx?id=VA36-A101-46A
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VA36-A101-46A (画像はメーカーサイトより) |
純正シュラウド(3,297円)に取り替えたとしても、10,000円有ればたりる。個人輸入したとしてもかなり安く入手できると思う。場合によっては リレー・センサー付き配線キットも4,500円程で販売しているので一緒に購入しても良いと思う。
自分で入手・取付作業をする場合、電動ファンが約20,000円で実用出来るようになる可能性があるということですが、私の場合後の祭り状態です。もう少し情報収集してからにすれば良かったが・・・・・取付例がまだあまり見つかりませんでした。
※追記1
現物のサイズをはかり、メーカーのデーターシートと比較してみました。
シュラウドの外形、厚みは同じでした。モーターをシュラウドに取り付けている3本の取り付けねじの間隔はデーターシートに記載されていないのでわかりませんが、たぶん純正シュラウドに取り付け可能だと思いますが、
購入して使用する方は自己責任にてお願いいたします。
電動ファンを個人輸入して、シュラウドをディーラーで、リレー・スイッチ・配線をバイク用品店で購入し、自分で取り付る場合には16,000~17,000円(20,000円以下)で完成できるかもしれません。私の場合、部品代だけで約48,000円かかりましたが・・・・・。
※追記2
未確認のことで心配になりました。
SOHC用の場合、ファンシュラウドとファン(モーター付き)の部品構成なのは確認しているのですが、DOHC用の場合、下記写真A・Bの部分について、ヘッドライト取替の際ディーラーにて取付をして頂いたため現物を確認しておりません。シュラウドの部品としてA・Bが一体なのか。B部分が電動ファンと一体(上記写真のように)で供給されている場合、純正シュラウド(A部分)に上記写真のVA36-A101-46Aはそのまま取付は出来ません。何だか後記のような気がしてきました。
関連製品としてFAN MOUNTING BRACKETが4種類ほど出ているので、それを利用するかB部分へ自作BRACKETを3カ所取り付ければ使用できるかも知れませんが、これも
自己責任にてお願いいたします。
※追記3
上記写真ABのついて、ディーラーに行ったので取り付けて頂いたサービス担当者に確認いたしました。心配していたように、
写真A(ファンシュラウド)とB(電動ファンと一体)は別となります。
電動ファン取付や部品代等は
「電動ファン取付 その1(取付編)」を参照して下さい。
※追記4
温度上昇時に自動で回るように、
電動ファンコントロールキットを取付ました。